「ウール」を使う季節は一年中!が欧米スタイル

G.H.HURT & SON
2015.05.30

イギリスをはじめ欧米では、冬でも夏でも当然のように愛用されている「ウール」。
実は年中身近に使える天然素材として世界中では知られています。
しかも、体温調節が上手にできない赤ちゃんにとっては、非常に優しい素材なのです。
私たちが普段思い描く「ウール」のイメージが変わってしまうかも!?
「ウール」の意外なヒミツ、ご紹介いたします。

<ウールは、年中快適素材
寒くなると、ウール製のセーターやマフラーなどを使う機会が多いからか、
「ウール」=冬に使うというものと、皆さん思っていませんか?
実は、ウールは夏涼しく冬暖かい素材。天然のエアコンのような素材とも言われています。
ウールには、繊維の内部で水分を吸収する特性があります。
その量は、ポリエステルの40倍、コットンの1.8倍と非常に高く、
それによって表面がぬれず、肌触りがサラサラ。 夏に”涼しい”と感じるわけです。
また吸水した水分が肌に触れ、必要以上に体温を奪ってしまうこともないので、
保温性にも優れています。その点は皆さんもよくご存じですよね。
暑い時も寒い時も、ウールは年間を通して快適素材なのです。

<ウールはチクチクしないんです>
これまで触れた経験から、ウールはチクチクすると思っていらっしゃる方は、多いかと思います。
これはウールだからチクチクするわけでなく、
ウール以外のアクリルやポリエステルでも太い繊維が入っていると、
その端が肌を刺すからチクチクするのだそうです。

ですので、できるだけ細い繊維のものを選べばチクチクすることはありません。
G.H.HURT & SONのベビーショールに使われているウールは、非常に細い繊維。
触ると驚くほどしなやかです。ウールってこんな手触りだったかしら?と思うほどです。

<ウールで赤ちゃんが良く育つ!?>
イギリスのケンブリッジ大学で、
毛布の素材が赤ちゃんの成長に関係するのか?という比較試験が行われました。
超未熟児34人に羊毛と綿の毛布を使い、その成長度合いを比べてみたところ、
顕著な差が認められたという報告がされています。
またウールマットの上では、赤ちゃんがあまり泣かない・よく眠る・静かにしているという報告も。
寝る子は育つ。赤ちゃんの生育にウールは最適な素材のようです。

ウールは人の肌と同じたんぱく質由来。
触れた時にヒヤッとしたり、湿っていたりという感じがありません。
赤ちゃんが普段から肌に触れるものには、そういう不快感がないものを選んであげたいものですね。

(参考)ウールマーク http://www.woolmark.jp/